赤い傘の観察と分析

考えたこと、したこと、言ったこと、見たこと

映画「ギフト」

伏見に出かけたついでに映画をみてきた。

元アメフトの選手だったスティーヴ・グリーソンは、引退後ALSと診断される。そして、同じ頃から、妻の妊娠がわかる。子どもが話せるようになる頃には、自分は喋ることができないかも仕入ればい、との思いから、息子に向けたビデオ日記を開始する。

この映画は、そのビデオ日記を編集したもの。

自分を知ってほしい、そのために言葉を尽くす。そんなスティーヴの偉業だと思った。正直に、自分の感じたこと考えたことを伝えようとしている。

そして、スティーヴは、父親との関係を作りなおすことに。それは信仰と神の考え方に対する二人の対立だった。

分かり合えないことは辛いけれど、それが普通で、それがいい。という、そんなメッセージを息子にも送っていた。考え方は同じにはならないけれど、自由に考え、議論するうこと、それが一番大事だということは、彼の運動にも表れている。

表現すること、人間にとって表現とは、言葉でありアートなのだ。その自由な表現を大事に大事に受け取ることが大事だ。それは、泣くこと、笑うこと、怒ること、悲しむこと。

スティーヴのすばらいい偉業(=それは彼の家族や生き方を共有してくれたこと)に、感謝したい。